オーディオマスターミキサーは、各デバイスへの最終の出力レベルを調整します。PCに標準装備されているオーディオカードでは通常出力は1つですが、ハイクラスのオーディオデバイスでは、複数の出力を装備しているものがあり、6.0VSでは最大8アウト(各ステレオ)までコントロール可能です。
マスターでは、チャンネル・エフェクト・ラックで設定しているデバイスに出力されます。
MASTER / AUX1-7はオーディオポートの設定ダイアログで設定しているデバイスに出力されます。
■操作子
●ボリューム
各デバイスへの出力ボリュームを調整します。6.0VSではオーディオの内部処理を32ビット浮動小数点処理で行っているため、6.0VSの内部でクリップすることはありません。ただし、デパイス出力時には、出力するフォーマットへビットレートが変換されてクリップすることがあります。クリップは各ユニットのオーバーロードインジケータで確認できます。
出力するフォーマットへビットレート変換を行う際には、独自のディザリング処理により、例えば、16Bitへコンバート時には17Bit相当の音質が得られます。
●EFX Return Level 1-4
各CHエフェクトからのリターンレベル(エフェクト量)を設定します。
●Master EFX ON / OFF SW
6.0VSでは、各オーディオトラックへのトラック・インサーション・エフェクト、4系統のCHエフェクトに加え、最大4種のマスターエフェクトを設定可能です(マスターエフェクトラック)。
Master EFX SWは、マスターエフェクトのON / OFFを設定します。
●Master EFX SW
マスター・エフェクト・ラックを開きます。
●Chan EFX SW
チャンネル・エフェクト・ラックを開きます。
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