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サウンドにエフェクト|サウンドファイルを変換|音楽CDを作成テクニックの紹介


Sound it!は、様々なサウンドフォーマットに変換することが可能で、サウンドを必要とする場面に応じて必要なファイルを素早く作成することができます。
では、Sound it!はどのようなサウンドフォーマットに変換でき、どんな時にどんなサウンドフォーマットが必要とされているのかをご説明いたしましょう。



■Sound it!の対応フォーマット一覧
●WAV(PCM Wave Format / Microsoft ADPCM Format ) .wav
●AIFF (Macintosh) .aif / .aiff
●MP3 .mp3
●Next / Sun .au / .snd
●Raw files .raw / .pcm
●WMA .wma(Windows 95/NT4.0では扱えません。)
●MIDI .mid / .ssw / .ss2 / ss3(ただしウェーブトラックを除く)
※Roland社VSC-3.2の音色(902音色+26ドラムセット)にてMIDIデータをWAVデータに変換します。
●ビット・レゾリューション 8 / 16 / 24 Bit
●Stereo / Mono
●サンプリング・レート
4 / 8 / 11 / 22 / 32 / 44 / 48 / 96 / 192kHz



■WAV(.wav)
Windowsで標準的に使用されているファイル形式で、拡張子は「wav」です。ファイルサイズは大きく、音楽CDクオリティ(16bit/44.1kHz/stereo)の場合、1分のデータで約10.6MB、1時間あたり約635MBになります。音声や音楽を扱うソフト、例えば、音楽CDを作成する際やホームページ作成ソフト、映像編集ソフトなどで一般的に使われています。
Sound it!では、各ファイルをWAVデータに変換して波形で表示し、編集や加工を目で確認することで作業の効率化を図っています。
なお、最近よく「WAVをMIDIに変換できるのか?」という内容のご質問を耳にしますが、現在技術的に不可能でこれを可能としたソフトは販売されておりません。ただし、単音(ピアノソロで和音のないものやオルゴールの音楽CDなど)では、弊社ソフト「Singer Song Writer Lite 3.0 for Windows」や「Singer Song Writer 6.0 for Windows」でWAVEからMIDIに変換することが可能です。

Sound it!で表示されたWAVデータ



MP3
最も普及しているサウンド圧縮ファイル形式で、音質はCD並みでファイルサイズをWAVEの約1/10に圧縮することができます。人間の耳に聞こえない非常に高い周波数と低い周波数をカットすることにより音質を劣化することなくファイルサイズを小さくすることができます。サイズを軽くすることでインターネットや、MP3プレーヤーなどで使用することができます。



■AIFF
WAVはWidowsでの標準的なファイルに対して、AIFFはMacintoshで標準的なファイルです。こちらもWAV同様にファイルサイズは大きく、Macintoshで音声・音楽を扱うソフトで一般的に使用されています。



■Next / Sun

Sun 、NextなどUNIXで標準的に使用されるファイル形式です。



■Raw files
波形のPCMデータのみで構成され、ヘッダー情報(サンプリング周波数、ビット数、チャンネル数)を含まないファイル形式です。



■WMA
MP3同様高い圧縮率を誇ったファイルで「ウインドウズ・メディア・オーディオ」の略です。ホームページなどでその場ですぐに音楽を再生できるストリーミングに対応。なお、再生するにはウインドウズ・メディア・プレイヤーが必要となります。現在各携帯プレーヤーも対応してきており、今後携帯電話への普及も考えられます。



■MIDI
音楽のデータのひとつですが、音声データは含まれていないためファイルサイズが小さいのが特徴です。シンセサイザーとパソコンでの演奏情報のやりとりに使われています。ホームページのBGMや携帯電話の着信メロディなどに採用されています。
Sound it!では付属のRoland社製のVSC-3.2を付属しており、ダウンロードなどで取得したMIDIデータをWAVに変換し音楽CDにすることができます。



■ファイルの音質について
これより下記で説明しているもの(ビット・レゾリューション・Stereo/Mono・サンプリングレート)については、ファイルの音質を決める役割を果たしてします。これらの組み合わせによって必要な場面に応じた音質を作成することが可能です。例えば、ホームページなどでのBGMや効果音では組み合わせ次第では高音質で軽いデータを作成することができます。
Sound it!では信頼していただけるサウンドクオリティを支えるスペックとして24bit/192kHzまで対応しており、音楽CD以上のハイクオリティなサウンドを作成することも可能です。また、4kHz/8kHzにも対応しており携帯着信メロディでサポートする音声効果音のサウンドクオリティに対応することができます。
Sound it!の編集や加工の処理においては内部32bit浮動小数点処理により、オーバーロードの心配もなく余裕のダイナミックレンジを稼ぎ出し、8bitや16bitなど凡用のビットレゾリューションに変換する際に発生する情報の欠落と誤差に関しては独自のディザリング処理技術により劇的なクオリティを再現することができます。
また、ASIO1.0/2.0対応のサウンドカードではクオリティ・レスポンスを最大限に発揮します。



■ビット・レゾリューション
ビットレゾリューションは音量(音圧レベル)をどれくらい細かくデータ化するかを表し情報量の違いを示します。身近な例では、音楽CDが16bitです。bit数が高いほどファイルサイズは大きくなりますが、高音質となります。



■Stereo/Mono
これはFMラジオとAMラジオの音質の差と言えば分かりやすいでしょうか。Stereoでは左右2チャンネルに出力され、Monoでは1チャンネルに出力されることになります。ファイルサイズはStereoではMonoの2倍の大きさになります。



■サンプリングレート
サンプリングレートとはHz(ヘルツ)で表示され、音量(音圧レベル)を調べる際にどれくらい時間を細かく区切るかを周波数で表します。細かく区切るほど音質は高くなりますがファイルのサイズは大きくなります。身近な例では、音楽CDが44.1kHzで1秒間を44,100の細かさで区切っています。