ミキサーは、再生時のボリュームやパン(左右の定位)を調整するだけでなく、複数のエフェクトを挿入してリアルタイムに音を加工することができ(*1)、さらにこの再生音を波形に反映させる(フリーズ)ことができます。また、ファイル保存時にこのミキサー設定(エフェクト及びそのパラメータ、ボリューム、パン)が一緒に保存されるため、次回このファイルを開いたとき、保存時のミキサー設定が再現され、素早く作業を再開することができます。
(*1)一部のエフェクトは、ミキサーのインサートセクションでは使用できません。
ミキサーの表示方法
ツールバーのミキサーボタンをクリック、または、表示メニューの「ミキサー」を選択すると、ミキサーが表示されます。
INPUTトラックでは、入力信号のボリュームとパンを調整することができます。
OUTPUTトラックでは、出力信号のボリュームとパンを調整することができます。また、出力信号に対してリアルタイムエフェクトをかけることができます。波形に変更を加えずにエフェクトを使用できるので便利です。フリーズ機能を実行すると、リアルタイムエフェクトを波形に反映させることもできます。その他に、ボリュームやパンのオートメーションデータを書き込んだり、モニター音量の調整などをおこなうことができます。詳しくはマニュアルをご参照ください。
オーディオファイルを保存するとミキサーで設定したエフェクトやボリュームの情報も同時に保存されます。
また、フリーズ機能を利用するとミキサーの設定をオーディオデータに直接反映させることができます。詳しくはマニュアルをご参照ください。