Stereo Delayとは、左右チャンネルが独立したディレイで、ダブリングやピンポンディレイなどの効果をつくることができます。
このサンプルでは、左右異なる極端に短いディレイタイムを設定することで左右の定位を広げています。モノラルの音源を擬似的にステレオに聴かせる場合や、アンビエント感を作る場合に有効です。
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次のサンプルは、ピンポンディレイの例です。
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次の2つは、エコー(やまびこ)効果と、元の長さ分をディレイタイムに設定してフレーズを繰り返すような効果が得られるサンプルです。
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編集後(エコー効果)
編集後(同じフレーズを繰り返すような効果)
ミキサーのINSERT(インサート)セクションからオーディオデータの出力に対してリアルタイムにエフェクトをかけることもできます。
詳しくは「ミキサーについて」内の「ミキサーからリアルタイムエフェクトをかける」をご参照ください。
ディレイタイムの設定方法には、次の3つのモードがあります。
ms: ディレイタイムを時間(ミリ秒)で指定します。
BPM:テンポと音符長でディレイタイムを指定します。
HOST:Sound it! の「拍子設定ウィンドウ」で設定されているテンポに対する音符長でディレイタイムを指定します。
プリセット名称 | 効果 |
PingPong 8 | 8分音符の長さのピンポンディレイ |
PingPong 4 | 4分音符の長さのピンポンディレイ |
PingPong 16 | 16分音符の長さのピンポンディレイ |
Dubler 8 | テンポに同期したダブリング効果のサウンド |
Dubler | ダブリング効果のサウンド |
Dubler L-R | 左右チャンネルでのダブリング効果 |
気に入ったプリセットがない場合、お好みのプリセットを作成することが可能です。プリセット作成方法につきましては、Q&A「プリセットの保存(SAVEボタン)」 、「プリセットの保存(既存のプリセットをコピーして編集する)」をご参照下さい。
また、プリセットの初期化につきましてはQ&A「プリセットの初期化」をご参照下さい。