Sound it! Lesson

TapDelay

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TapDelayとは、6つの独立したディレイタイム、ゲイン、パン、フィルタで構成されたマルチタップディレイです。このLessonでは、ギターフレーズにパンディレイ/ダブリング効果を加えてみました。

編集前
編集前

編集後
編集後

*編集前と編集後の違いは、ステレオヘッドフォンで試聴するとよりその効果がわかりやすくなります。

操作手順

  1. データを読み込みます。
  2. 範囲選択します。
    *データ全体にエフェクトをかける場合には、範囲選択する必要はありません。
  3. エフェクターに「TapDelay」を設定します。
    加工メニュー「エフェクト」から「TapDelay」を選んでクリックするか、または、プレイパネルにあるEffectボタンをクリックすると表示されるリストから「TapDelay」を選んでください。

    ワンポイントアドバイス

    ミキサーのINSERT(インサート)セクションからオーディオデータの出力に対してリアルタイムにエフェクトをかけることもできます。

    詳しくは「ミキサーについて」内の「ミキサーからリアルタイムエフェクトをかける」をご参照ください。

  4. 各コントロールのスライダー/ノブを、お好みに合わせて調整し、PLAY(試聴)を繰り返しながら、データに合う値を決めてください。

    ディレイ音が不自然に途切れる場合は、最後にブランクを追加するか、選択範囲を広げるなど調整してください。

    ★サンプルデータ(編集後)での設定値はこちら
    アドバンスドピッチシフト試聴

  5. ワンポイントアドバイス

    各ディレイの原音が鳴ってからディレイ音が聴こえるまでの時間の計算式

    例→テンポ111の場合
    60÷111(テンポ)×1000=約540.5 mS(4分音符分)

    • 32分音符=約67.5mS
    • 16分音符=約135.1mS
    • 8分音符=約270.2mS
    • 4分音符=約540.5mS
    ワンポイント画像

    このレッスンでは、対象音源(テンポ111)のDelayタイムを上記計算式で算出し、2段目を約270.2 msec(8分音符分)、3段目を約540.5 msec(4分音符分)にそれぞれ入力しました。また、Pan項目で左右に振ることでPanDelay効果を出しました。さらに、1段目に短めのDelayタイム、約67.5 msec(32分音符分)を入力することで、ダブリング効果を加えてみました。

  6. データに合う値が決まったら「OK(実行)」をクリックします。波形が変化したことが確認できます。
    アドバンスドピッチシフト実行
  7. 聴いてみましょう。
    処理実行後、データを元に戻したい場合は「編集」メニューから「元に戻す」をクリックしてください。
    *データ保存後は元に戻りません。
    ノーマライズ
  8. 保存します。

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